2019年10月の台風19号で被災し運転を見合わせていた箱根登山電車。現在は運転を再開していますが、運転再開を約1ヶ月後に控えた2020年06月27日、僕は運転再開前の登山電車を撮りに家族と自家用車で箱根に向かいました。設備や被災箇所を中心に共有致します。見苦しい写真ばかりですがご容赦頂ければと思います。

しょっぱなからバスですが、こちらは強羅に向かう途中ですれ違った東海バスによる登山電車代行バスです。車の助手席から撮影しています。

さて、まず最初は強羅駅にやってきました。コロナ禍かつ早朝ということもありますが、閑散とした駅前。普段の賑やかな強羅を知っているだけに、少し寂しく感じました。


1番ホーム付近には強羅にある函嶺白百合学園からのメッセージがありました。

この日初めて見た鋼索線の新車。青いのは02編成ですね。この車両についてはいろいろ思うことがありますが、まぁ仲良くしていきたいと思っています。ちなみに別の日に初めて乗りましたが、座席の座り心地はなかなか良いものでした。この時間はまだ始発が出る前で、試運転の表示を出していました。





代行バスや運休関連の案内です。手作りの発車標や情報がまとまった案内板など、デザインが他のサインに合わされていることもあり非常にわかりやすく感じました。

強羅駅に閉じ込められていた車両たちです。
1番線…104-106
2番線…S3編成
3番線…L1編成+A2編成・モニ1
錆びたレールが悲しいですね。



強羅踏切の前後には線路に被せるかたちで歩行者用の通路が設置されていました。上大平台(信)方は線路脇のバス乗り場に、強羅方は1番ホームに直結しています。代行バスの発着によりバスの旅客が増えたことで設置されたものと思います。また強羅踏切の遮断桿は撤去されていました。

強羅駅を離れて山を下りていきます。こちらは彫刻の森~強羅間にある花壇第一踏切。使用停止の表示が寂しいですねぇ。


彫刻の森駅です。



小涌谷駅です。駅前には小涌谷近辺の復旧工事を担当している清水建設の詰所があります。そしてその壁には、復旧のあゆみと函嶺白百合からの寄せ書きが…。線路内ではなにやら作業が行われていました。



箱根駅伝で有名な、国道1号線の小涌谷踏切。宮ノ下~小涌谷間にある踏切です。台風の日には道路が川になり、前後の線路も土砂に埋まったり道床が削れられたりしました。このときはほぼ工事は終わっており、ピカピカの線路が敷かれていました。こちらも遮断桿は外されており、警報機にはカバーがかけられています。

小涌谷踏切から上大平台(信)方を望みます。ここは道床が削られたうえ、蛇骨陸橋へのトラック等の通路になったため一旦線路を剥がして敷き直した区間です。




宮ノ下~小涌谷間にある蛇骨陸橋です。一番被害の大きかった場所で、線路の奥の法面が大きく崩れたため4連あった陸橋のうち二つが流され、線路が崖下に垂れ下がりました。ここは車が入れる道がなかったため、小涌谷踏切からの線路を一旦舗装したり、国道1号線からの遊歩道を拡張したりして工事が行われています。陸橋の手前には重機を載せるためでしょうか、大きな仮橋が立っています。現在は元の橋を完全に撤去し、仮橋を架けて仮復旧している状態です。最終的には現在の線路の手前、崖から少し離れたところに新しい橋を架けて、そこを電車が走るようになるそうです。写真では見えませんがここは足元を蛇骨川が流れており、非常に起伏の激しい地形になっています。こちらを含め、小涌谷駅前後の工事は清水建設が担当しています。
長くなりますので、続きは後編をご覧ください。
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